ページ

福岡バラ会 2020年12月 講習会 土壌分析

土壌分析診断の有効性

星隈 秀雄

 私がバラを始めた頃は土壌分析とか高度な事は行っていませんでした。いつも勘に頼り、元肥として熔成燐肥・油粕・骨粉・有機石灰などを毎回、肥料計算して入れておりました。
 ある時土壌分析したら、燐酸・石灰が過剰でとんでもない事が分かりましたがすでに遅し、抜けない状況でした。今もカリ過剰に加えて燐酸も多い状態が続いています。

 以前から、塩基置換容量(CEC)を上げて保肥力のある土作りに努めて来ました。25年前まではCECが12meだったのですが、ゼオライト(薬師II)と堆肥で腐植を増しCECが35meまでなり、育ち易い環境になりました。

 3年前には、古葉の縁が黄変し、光合成しなくなり落葉しました。(写真:下)

これはマグ欠が原因で起きる症状でした。その土壌は、カリが極めて多く苦土が少ないので、カリ飽和度が極めて高く、苦土/カリ比が極めて低い状況でしたので、考えて苦土(マグネシウム)をかなり多く投与してバランスを補いました。

このように検査をして自分の栽培土壌内容を把握し、元肥の質と量を考える事が大事だと考えます。

皆さんも土壌の健康診断を行い、どんな状況か判断したらどうでしょうか。
 検査する土壌は深さ10cm~15cmの所を数ヵ所取り、乾燥させて約500gをJA等に持ち込んでください。約1ヶ月位で検査結果が出ます。

 皆さん、知らないととんでもない事になる可能性があります。注意しましょう。