新品種の誕生 「ミスターホンダ」 本多 昭治
令和2年/2020 No.31 掲載
福岡バラ会に入会して25年になります。この間ベテランの講師から毎月指導を受け、約100本のバラを育ててきました。
そして令和2年11月16日、 日本バラ会から、赤色の「熱情」の枝変わりした朱色のバラを新品種「ミスターホンダ」として認可されました。
朱色の花は、10年ほど前から咲いていましたが、あまり気にしていませんでした。しかし、コンフィダンスの枝変わりのシージャックや、メルヘンケーニギンの枝変わりのミスターコジマなどを育てているうちに、自分の花ができたらいいなと思うようになり、日本バラ会に問い合わせたところ、枝変わりも良花の交配と同じく新種登録が認められることがわかり、急に意欲が沸き上がってきました。
3年前の切り接ぎ苗の送付のあと、日本バラ会による2年間の栽培結果での認知を受けて「ミスターホンダ」が誕生し、感激しています。
これから、親バラの「熱情」以上にきれいな花が咲くように努力していきたいと思っていますが、私一人ではコンテストも寂しいので、皆さんのご参加をお願いします。
もし、皆さんのバラで枝変わりを発見されたら、新品種を実現させてください。もちろん良花と良花の交配による新品種の作出がベターですが・・