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ローズ・ふくおか アーカイブス 2012「新苗でベーサルシュート5本」

新苗でベーサルシュート5本   本多 昭治
平成24年/2012 No.23 掲載

★昨年12月の月例研究会で、 初めての接ぎ木実習があり、私自身初めての経験で、 千羽鶴の枝を持参して参加し、我が家では育ちの悪いあけぼのが成功すればと、提供された枝の中から発見し、千羽鶴1本とあけぼの3本を実行した。
5号鉢に植え、穴あきのビニールをかぶせて、2階の窓際に置き、芽立ちを待った。 千羽鶴とあけぼの3本とも芽が出たが、 あけぼの2本は芽がしぼんでしまった。
3月初旬10cm程度に芽が伸びたところで外に出したが、 あけぼのは枯れ、千羽鶴も成長が遅く頼りなかった。
従来から新苗の育て方では、春の花は咲かせない、いわゆる蕾が見えてきたら摘んでしまう、という程度の理解しかなかったし、日本バラ会や福岡バラ会の配布苗についても、 3,4年はほとんど関心がなく、「一人前」になるまではあまり気にかけていなかったように思う。

★今回は、頼りない千羽鶴の枝が20cmぐらいになって、芽先が枯れこんで来たので、 芽先をピ ンチしておいた。 4月ごろ7号鉢に植え変え、熊本の福島さんの講義を思い出し、7月に10号スリット鉢に植え変えた。
同時に福岡バラ会配布苗の手児奈、日本バラ会の頒布苗のみつえ、 ホット神崎 (2本とも当初は細い短かい苗でどうなるか心配だった) も千羽鶴と同じ要領で対処した。
ところが或る時期から全部揃ってシュートを出しはじめ“ビックリ”した。
9月の時点では、写真のとおり見事に成長し、10月にはきれいな花を咲かせてくれた。

★以下、実際に実行した事を記しますが、 初年度で記録も十分とっておらず、我流のところも多いと思いますが、いささかでも参考になれば幸いです。

  1. 鉢の土
    5号鉢の時は従来通りの赤玉土6、 腐養土3、 バーミキュライト1
    7号鉢、10号鉢では、赤玉土3、 腐養土3、 バーク堆肥3、 ボラ土1、バーミキュライト1、ピー トモス1、くん炭1、マグァンプK少々、鉢底近くに待ち肥として、日本バラ会斡旋のEM米ぬかボカシペレット (茨城県神栖市、池田産業 Tel.0299-96-3041) 少々。

  2. 施肥
    4月初めから一般の鉢と同じくハイポネックス1000倍液肥を週1回と、置肥(油粕と骨粉 の混合)を月1回与える。 開花期は中止する。

  3. 農薬散布
    一般と同じく4月に入ってから7〜10日間隔で実施。

  4. 植物活性剤(今年から使用)
    ビタナール (大宰府市、青柳肥料店 Tel.092-922-4258) 農薬散布の時、月1回程度、 他の薬剤と混合し 2000倍で散布。
    潅水の時、6月前半と8月後半に、 ハイポネックス1000倍に 5000倍で混合し散布。

  5. 剪定・ピンチ
    福岡バラ会配布苗の手児奈が、 15cm位のところで1回ピンチされていたのを参考にして、元枝については20~30cm で1回ピンチし、シュートの出具合を見ながら芯を止めて、以後の出芽は全部摘み取った。
    ベーサルシュートについても20~30cmでピンチした。
    ベーサルシュートが2本出て2回目ピンチした頃、 新苗の元枝を切除した。 (8月中旬頃) 3段目に秋の花が咲いた。

★2年目の新苗で真価が問われるわけですが、 成功するように努力したいと思っています。