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ローズ・ふくおか アーカイブス 2000-11 第52回 九州・山口ばら懇話会 in 熊本 参加記

第52回 九州・山口ばら懇話会 in 熊本 参加記   丸林 律子
平成12年/2000 No.11 掲載

 久々の参加に仄かな興奮を感じ、博多駅から楽しみの駅弁を買って、いざ出発!!

 話もはずみ JR 熊本駅からホテルまでバスにて移動。車中にて受付、資料を渡される。工夫された色刷りのバラが印象的でした。

[1日目]  15.00 ~ の総会、記念行事。会場のメインには愛らしい『銀座小町』、まわりには鉢植えのバラが飾られていました。記念講演『自然、花、人、そしてバラの来た道』 では少し重たくなっていた瞼も、講師の田中裕一先生がロープを凧の糸のように会場ぐるりに、引っ張って、宇宙誕生から、地球誕生がどれほどの位置なのかを示して見せてった事で、パッと軽くなり(でも最初は??・・・・・・)。 また、お話が難しくなったところで、進化のための生物の生き方の絶妙さを示す写真をや標本(の中に思わず笑ってしまったユニークな虫達)をいろいろと見せて下さったり、植物(花)と人間の出会いの中では、

平均寿命 ー 自分の年令 = 花に出会える回数(一期一会)

と、少し考えさせられました。

 最後の「バラと芸術」では ゲーテの詩 "野薔薇" になんと 154 人の作曲家が曲を付けているというお話で、その中から先生ご自身のピアノ演奏(テープ)でしめくくられたのにはウットリ・・・・・・ でした。

 18.30 ~ の懇親会では「中江かぐら」(国の無形文化財)を鑑賞しつつ夕食をいただき、いろんな方々とお話をすることが出来ました。

[2日目] 8.00 出発。 小雨。

あざみ台皆さんはお金と時間があり、寒さにも負けず、ソフトクリームを堪能されていました。
くじゅう花公園  田中先生の説明を聞きながら、あっと云う間の広さに感じられたのが不思議でした。
はな阿蘇美イングリッシュ、モダン、オールドローズを拝見して昼食。とうふ会席をいただき、
JR熊本駅にて解散。それぞれのスケジュールにて帰途につきました。

 九州・山口ばら懇話会の熊本への旅は、私にとって植物図鑑も不要と思えた楽しいものでした。心の1ページに記して。

 このためにお世話して下さった熊本バラ会の皆様、それにスケジュールを組んで下さった福岡バラ会役員の皆様、ありがとうございました。

編集部追記
九州・山口ばら懇話会は、福岡バラ会、熊本バラ会、佐賀バラ会、長崎バラ会、佐世保バラ会、および宇部バラ会の交流会です。従って福岡バラ会の会員はどなたでも参加できます。毎年4月末の定期総会の時にご案内をし、参加申し込みを受け付けています。 来年のばら懇話会の会場は山口県の宇部です。またみんなで出掛けましょう。